飯塚ひろみ

一般社団法人コミュニケーション研究所アジュガ、代表理事の飯塚ひろみです。

私自身も大学4年生の息子と中学3年生の娘を持つ母親です。独身時代は不登校支援を経験し、出産後は発達障がいを持つユニークな息子の療育、いじめ、反抗期、受験を経て得た体験を基にカウンセラー・ソーシャルワーカーとして活動を開始しました。子どもの発達障がい、思春期で悩むお母さんの居場所作りをして早15年になります。

マイナスイメージの強い反抗期を終えた今言えることは『思春期の子育ても悪くないなぁ』の一言です。子どもから大人になる家庭を一

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「ああいえばこういう」を解決。思春期の娘とママの信頼関係構築法

思春期に入ると、女の子はもう立派な「ひとりの女性」。見た目がまだ幼いからといって侮っていると、あっという間に揚げ足を取られたり、図星を突かれてタジタジになってしまうなんてこと、あるあるですよね。前回は、そんな思春期の娘とお父さんが良好な関係を築く方法をご紹介しました。今回は、お母さんと娘の関係についてお教えします。◆いい方が自分そっくり…お母さんとは同性同士なので、比較的意思疎通がしやすいとは思います。しかし同性がゆえに、1度バトルが勃発すると収拾がつかなくなってしまう、お互い1歩も引かない…なんてこともあるのではないでしょうか。お母さんとしても「娘のいい方が自分そっくりで、なんか腹が立つ」「とにかく生意気でいうことが本当に可愛くない」など、思春期女子とのやり取りに疲れてしまった…という方もいらっしゃるでしょう。なので「ああいえばこういう」といった意地の張り合いにならないよう、ポイントを押さえていきましょうね。◆日常会話に注意するこの時期の女の子と上手く会話をしていくにはまず「共感していくこと」「子どもを理解していくこと」このふたつが必須。女の子は「自分を見てほしい、理解してほしい」という気持ちがとても強いので、些細な日常生活のなかでの会話でも、自分を否定するような言葉や態度が見えてくるといちいち突っかかってきます。「お母さんだってできてないじゃん!」「わたしにばっかりいうけど、そういうお母さんはできているワケ?」など、猛烈に突っかかってくるなぁ~と感じるときは、気がつかないうちに娘を卑下してしまっていたり、否定している可能性があるのです。なので、日ごろの会話が「注意」や「指摘」ばかりになっていないか、いま1度見直していくといいと思います。「お母さんだってできてないじゃん!」「わたしにばっかりいうけど、そういうお母さんはできているワケ?」など、猛烈に突っかかってくるなぁ~と感じるときは、気がつかないうちに娘を卑下してしまっていたり、否定している可能性があるのです。なので、日ごろの会話が「注意」や「指摘」ばかりになっていないか、いま1度見直していくといいと思います。